ごあいさつ

「老いることはまた楽しからずや。ただし、創めることを忘れさえしなければ・・・」。
これは平和の哲学者マルテイン・ブーバーが75歳の時に書いた言葉です。
老いるということは、これまでの経験を生かしながら、初めて自分の人生を、自分らしく生きるタイミングがやってきたことを意味します。
そしてもう一人、アメリカの偉大なる経済学者ジョン・ガルブレイスは、「人間として最も尊いことは、大衆の幸福に、最大の関心を抱く人である。しかも行動に移す人は、最も尊敬されるべき人間である」と述べています。
私は、これまでも常に「社会の為、人々の為に役立ちたい」と考えてきました、そこで高齢者の仲間づくり、健康づくり、生きがいづくりをお手伝いするNPO法人ハートウェル２１を設立致しました。
理事長としてこれまでの経験を生かしNPO法人ハートウェル２１「むすびの会」を通じて、「人間の幸福追及」のための歩みを、力強く進めていきたいと思っています。
「老い」とは、ずばり人生のクライマックスです。お年寄りが集い、楽しみ、学び、憩う場を提供することで心から楽しみながら晩年を送ることができる、高齢者の「幸福のかたち」をデザインしていきたいと考えています。

理事長

佐久間　進